全身と小指
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パッショネイトな昂揚感は良い |
兄と妹のタブーを正面から比較的真面目に捉えた作品ですが、脚本と演出の構成に少々難があるので過去と現在が交差する場面が、観てる側としては少し混乱するところがありました。作品の完成度としては微妙なところですが、それを補って余り有るのが主演二人のパッショネイトな演技で、特に福田さんの、兄とのセックス・シーンに於ける感情表現は大したもので、思わず身をのりだしてしまう程興奮させられます。とてもチャーミングなところと少しアンニュイな感じが入り混じっていてとても魅力的です。ただ、これは最近の日本映画全般に言える事ですが、感情の昂ぶる時のセリフが聞きとりづらい点が難点ですね。ラストの三面記事的修羅場もしらけましたが、どうにも意味の無い不要なキャラやシーンが多過ぎます。監督の方向性はよくわかりませんが、これらを省くだけでもかなりキレイな作品になったかもしれませんね。★四つは主演二人の演技に捧げます。

